経営者は、「ツキ」や「偶然」とどのように向き合ったらよいのか

日本経営気学協会 副理事長の杉﨑です。

起業して半年くらいたった頃、思ったよりも売り上げが上がらなかったので、「自分のブランド力を上げよう」と思い立ち、資格を取得したり、集客やマーケティングのセミナーに出たりしました。また、個人事業主とはいえ、一応は経営者になるのだからと、簿記も学びました。

しかしながら、いくら頑張っても業績は一向にアップしません。

取得した資格をプロフィールに入れたり、名刺に印刷して初対面の人にアピールしても、希望した案件につながることはありませんでした。

一方で、何の資格を持っていなくても、フリーランスからいつの間にか法人化し、従業員を抱えるまでに成長している起業家たちが周りにいました。

その方々に、なぜそんなに成長できたのか聞いたところ、「偶然良いクライアントと巡り合えた」とか、「運が良かった」というような話をされたことがあります。

その時は、「ツイてて良かったですね」と相手に話を合わせながらも、心の底では「経営とまったく関係ないじゃん」と思っていました。

ただ、そういう説明のつかないようなことを一つ一つ拾い上げたからこそ、その人たちは実力以上の成果を上げることができたわけです。経営の様々な場面において、大切なのではないか、経営者が行動するタイミングを見失わないことなのではないか・・・

今回は経営における「ツキ」や「偶然」について、経営者がそれらとどう向き合えば良いのか、考えてみたいと思います。

「ツキ」や「偶然」を大切にしている経営者は、実力では出せないような成果を得られる!?

経営者のみなさんは、大変な努力家であり、年齢に関係なく新たなことにチャレンジし、いつも勉強しています。中には学歴もすばらしく、ビジネスセンスや才能にあふれた方もたくさんいらっしゃいます。

ただ、そういった方々が全員成功しているかといえば、残念ながらそうではありません。

私の知っている人で、一流大学を出て上場企業に就職、30代で独立起業された方がいます。その方は寝る時間を削り、休む間もなく働いていました。ただ、事業がなかなか立ち上がらず、結局3年で廃業し、中小企業に再就職されました。

一方で、高校を出てすぐに就職した後、思い立って独立開業した方がいます。その方は2年で従業員を10人抱えるようになり、5年後にはテレビから取材を受けるような事業を立ち上げました。

経営者にとって、才能や能力というのは確かに必要だと思いますが、時としてそういったものは関係なく、成功してしまうことがあります

例えば、今まで全く日の目を見なかった商品が、たまたま有名タレントが使っていてテレビで紹介されてヒットしたり・・・あるいは、あまり乗り気のしなかった異業種交流会で名刺交換した人から大きな仕事が舞い込んだり・・・

「そんなの偶然にすぎない。やはり経営は実力」という考えを持った人もいらっしゃり、その方の言い分も納得できます。しかし、そうやってコツコツと時間やコストをかけて獲得した実力など嘲笑うかのように、「偶然」から生まれた成功というものが、一瞬にして会社に成果をもたらしてくれる場面を何度も見ています

いったい「ツキ」や「偶然」というよくわからないものに出会ったとき、経営者はどのように向き合えば良いのでしょうか。

実力で得た過去の成功体験は、時として足枷になる

前に述べたように、「ツキ」や「偶然」で得た成功を、どうしても認められない人がいます。理屈や常識で説明がつかない成功は、本当の成功とは呼べないと、キッパリ拒絶する方もいます。

確かに実力で成功を勝ち取ることは、一番正しいことでしょうし、なにより自分自身納得できます。

ただ、自分の力で勝ち得た成功というものは、時として思い入れがとても強くなり、成功体験として自分の中に残る傾向にあります。それがあまりにも華々しいものだったりすると、前に進もうとするときの足枷になる場合があります。

長年商売している方はわかると思いますが、商品やサービスには賞味期限があります。稀にロングセラーになるケースもありますが、プロダクトライフサイクルというマーケティング用語もあるように、商品やサービスが市場に投入され、成長期、成熟期を迎えた後、大抵は次第に姿を消すことになります。

一方で、華々しい成功体験がある人の場合、その商品が時代や市場にすでにそぐわないものになっているのに、その現実を認められず、撤退のタイミングを逃し、跡を濁すなんてこともあります。

過去にあげた業績はどんなものでも素晴らしいと思いますし、身に着けてきた実力は決してなくなるものではありません。しかしながら、それらが未来に向けた行動の足枷となってしまうのは、とても残念なことだと思いますし、実際に多くみられます。

経営者というのは、常に判断の連続です。目の前のことを受け止め、瞬時に的確な行動に移ることが大事です。

もしその判断の基準が、自分の経験の範囲内だとするとどうでしょう。一人の人間が一生のうちで経験できることなど、たいしたものではありません。まして、成功する経験などもっと絞り込まれます。未知なることに出会えば、失敗を恐れるあまり、成功事例に似たもの以外、全て却下されるだけなのかもしれません。

しかし、未来の可能性は、自分のこれまでの経験の及ばないところに潜んでいることが多いのも事実なのです。

「ツイてた」「たまたま上手くいった」に出会ったときのマインドセット

ところで、「ツキ」や「偶然」というのはなかなか思い通りにならないため、それを素直に信じることができる人は多くはありません。

特に経営となると計画性が伴うため、例えば銀行などに借り入れをする際、そういう不確定要素を堂々と並べ立てても、融資の審査が通るなんてことはまずありえませんね。

一方で、結果論として「たまたま上手くいった」ことを自社の業績とし、銀行側に提示することはいくらでも可能です。提出資料の中では、「ツキ」も「偶然」も会社の成果としてきちんと認められます。ちょうどスキージャンプの選手が、良い風が吹いて自己ベストを出し、優勝したりするのと同じことです。

私たちが日々生きている中、起こる出来事が全部必然ということはありえません。通勤途中、たまたま見た広告を見て何かを思いついたり、ランチの時にいつものお店が混んでいて、たまたま別の店に入ったら意中の人がいたりする、そういった経験は誰でもあると思います。

その時、そういう偶然の出来事に出会った後、どのように行動するかで未来は変わります

単なる偶然で終わらせてしまう人は、そこで終わりです。しかし、電車で見た広告から思いついたことをメモに書き留め、目の前の業務に活かすこともできるでしょう。次回のランチから意中の人のお店に通い、その人に声をかけることだってできるのです。

私たちは日々「偶然」に出会っています。そこで「偶然」を見極め、行動を起こし、成果が出た段階で、「ツイてた」「運が良かった」と思えるようになるのです。

「偶然」から導かれる未来を判断するのに「九星気学風水」を用いてみる

そうは行っても、「偶然」と出会ったとき、どう行動すれば良いか、的確な判断をするというのは至難の業です。まして、経験がなければ、その「偶然」に気を留めることすらせず、スルーしてしまうと思います。

しかし、そういった「偶然」を一つ一つ丁寧に捉え、的確に判断し、成果に結びつけるような行動に移せたら、成功する確率は確実に増えます。スルーせずにきちんと気付くことができれば、自分の実力を超えるような成功を得ることだってできるかもしれないのです。

当協会は、経営者が機会損失をなるべく減らせないかと考えています。様々な「偶然」にきちんと気付き、とるべき行動を瞬時に判断できないものかと模索しています。

その結果、当協会が軸に添えたのが「九星気学風水」です。

理由ですが、日本人である私たちは、「暦」をベースに日々の生活を営んでいるからです。正月や節分といった年中行事だけでなく、12年で1周期と考える十二支も日本人には大変馴染みがあります。

それらの要素一つ一つを「九星気学風水」はとても緻密に体系づけています。そして、その体系全体を知ることで、一人の人間の経験値をはるかに超えた判断力を得ることができると考えています。

中には、「九星気学で得られた判断は迷信みたいなものにすぎず、根拠もなにも無い」と言う人もいるでしょう。

しかし、これから起こる様々な事象を前に、無防備に行動を始めることの方が、機会を逃す可能性が高いのではないでしょうか。

九星気学風水から得られることがたとえ迷信であっても、何か道しるべみたいなものがあれば、その都度その道しるべと照らし合わせれば良いのです。もちろんご自身の経験でもかまいませんが、九星気学風水の判断を加えることで、違った視点での気付きを得られるのも事実でしょう。

経営というのは、一筋縄ではなかなかうまくいかないものです。

ぜひ当協会と一緒に、九星気学に照らし合わせ、経営を考えてみませんか。